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上記 12手目 ▲2八飛 までの局面はパターン1(図1) と同じです。
たぶん上手が誰でも居飛車なら似たような形になるのではと思います。
12手目 ▲2八飛 以降の指し手
△4二玉 ▲3八銀 △4四歩 ▲2七銀 △3四歩 ▲3六銀
△2二銀 ▲1六歩 △5二金 ▲1五歩 △4三金右 ▲2五銀
△7四歩 ▲1四歩 △同 歩 ▲1二歩 △3三金寄 ▲1四銀
△1三歩 ▲2五銀 (32手目 基本図)
13手目 △4二玉 と パターン1 と少し変わりました。
パターン1 では △5二玉 でした。
下手は、まずは棒銀で行きますので ▲3八銀 です。
上手は、21手目 △5二金 23手目 △4三金右 29手目 △3三金寄 と指しました。
これではパターン1のような ▲2三銀成 は上手く行きません。
△1三歩 では無理せずに ▲2五銀 と戻ります。
ここから上手の応手がいろいろとありますが、駒が右に片寄っているので9筋が
弱いことは明白です。
更に片寄った駒を動かせば1筋も弱くなります。
そんなことを考えながら激指先生と指した棋譜を載せます。
1 32手目 ▲2五銀 以降の指し手 (33手目 △4一玉)
△4一玉 ▲7八銀 △8四歩 ▲6六歩 △5五歩 ▲6七銀
△8五歩 ▲9六歩 △4三金上 ▲7九角 △4五歩 ▲9五歩 (1-1図)
最初は △4一玉 にしました。 (2-1 YouTube で駒の動きが分かります)
この手で激指の読み筋を見ると △8四歩 ともなっています。
他にもこの手は私的にはちょっと疑問なのですが △9四歩 や
△3五歩 △7五歩 などがありました。
△4一玉 から ▲7八銀 △8四歩 角は使いにくくなりますが ▲6六歩
と
指します、この手は △8一の桂馬 を働き辛くする意図もあります。
▲6七銀 ▲9六歩 ▲7九角 ▲9五歩 となれば▲2八の飛車が9八に回って
攻めることも出来るようになりました。
上手は、ちょっと強いなと思うのではないでしょうか?
44手目 ▲9五歩 以降の指し手
△3二金 ▲2四歩 △3三桂 ▲2三歩成 △同 銀 ▲2四銀
△同 銀 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △2二金 ▲1一歩成
△4六歩 ▲同 歩 △7五歩 ▲同 歩 △5二玉 ▲2一と
△同 金 ▲2三飛成 (1-2図)
45手目 △3二金 は △2一の桂馬を使おうと言うことだと思います。
ならばこちらもと ▲2四歩 から再度 ▲2五の銀 を使っていきます。
上記 64手目 ▲2三飛成 の局面まで行けば作戦大成功です。
ここからの棋譜は Excelファイル または 2-1 YouTube でお願いします。
2 32手目 ▲2五銀 以降の指し手 (33手目 △8四歩)
(2-2 YouTube で駒の動きが分かります)
△8四歩 ▲7八銀 △8五歩 ▲6六歩 △3五歩 ▲3六歩
△同 歩 ▲同 銀 △4三金寄 ▲6七銀 △3一玉 ▲9六歩 (2-1図)
次は基本図からは 33手目 △8四歩 にしました。
最初にも書きましたが、激指の読み筋ではこの手になっていました。
△8四歩 の意味は角の頭が丸いからなどだと思います。
再度激指の読み筋を見ると次の手は ▲6六角 になっています。
この手が本当の意味での正解なのかも知れませんが △8四の歩 を
角で取ったあと意外と狭い感じがするので私は採用しませんでした。
ただし、先に9筋の歩が付き合っていればそうでもないと思います。
今回は9筋から飛車で攻めた棋譜にしています。
44手目 ▲9六歩 以降の指し手
△9四歩 ▲9五歩 △8六歩 ▲同 歩 △9五歩 ▲7九角
△5五歩 ▲9八飛 △8八歩 ▲同 角 △5六歩 ▲同 歩 (2-2図)
52手目 ▲9八飛 回れれば飛車成りはほぼ決定です。
注意したいのは、頭のまるい角と飛車が並ぶので、棒銀で銀交換などを
している場合は飛車が回り辛いことがあると思います。
ここからの棋譜は Excelファイル または 2-2 YouTubeでお願いします。
3 32手目 ▲2五銀 以降の指し手 (33手目 △9四歩)
(2-3 YouTube で駒の動きが分かります)
△9四歩 ▲9六歩 △8四歩 ▲6六角 △8五歩 ▲9五歩
△4三金寄 ▲9四歩 △6四銀 ▲7八飛 △7三桂 ▲9三角成 (3-1図)
△9四歩 がちょっと疑問だと言ったのは ▲9六歩 から香車がないので
いつでも ▲9五歩 からの手が作れるように思います。
この棋譜では角が成ることに成功しました。
44手目 ▲9三角成 以降の指し手
△3五歩 ▲1六銀 △3三桂 ▲2七銀 △6五桂 ▲6八銀
△8六歩 ▲同 歩 △4五桂 ▲4六歩 △5七桂左成 ▲同 銀 (3-2図)
銀と桂馬2枚との二枚換えで、馬を引き寄せます。
ここからの棋譜は Excelファイル または 2-3 YouTube でお願いします。
4 32手目 ▲2五銀 以降の指し手 (33手目 △3五歩)
(2-4 YouTube で駒の動きが分かります)
△3五歩 ▲3六歩 △同 歩 ▲同 銀 △4三金寄 ▲3七桂
△7五歩 ▲同 歩 △5二玉 ▲7四歩 △8四歩 ▲7八飛 (4-1図)
最後に 33手目 △3五歩 の棋譜を少し載せました。
ここからの棋譜は Excelファイル または 2-4 YouTube でお願いします。
なお、当然ながら基本図から上手が指した手はほかにもありますが、
1筋9筋の弱いポイントを攻める指し方で勝てると思います。
飽くまでも激指の読み筋を中心にへぼ定跡流が気になったポイントからの変化の棋譜ですよ!
もしコメントがありましたら ブログ それなり人生四方山話 にお願いします。
なお、文句はご勘弁を
さらに将棋の質問は多分お答えできません、へぼ定跡流ですからね!
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