激指先生 NHK杯先手髙見泰地五段 VS 後手糸谷哲郎八段

激指解析　第６７回 NHK杯先手髙見泰地五段 VS 後手糸谷哲郎八段

今回の解析は 2017年6月25日放送の第67回NHK杯テレビ将棋トーナメント
１回戦第13局	先手髙見泰地五段 VS 後手糸谷哲郎八段です。
細かい棋譜は下記からお願いします。
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/kifu/sgs.cgi?d=20170625

○対局者紹介（日本将棋連盟HPよりリンクしています）
	先手髙見泰地五段	https://www.shogi.or.jp/player/pro/284.html
	後手糸谷哲郎八段	https://www.shogi.or.jp/player/pro/260.html
	解説者中村太地六段	https://www.shogi.or.jp/player/pro/261.html

下記は、初回の棋譜解析結果表です。

↓(1)

↓(2)

　　激指解析コメントと激指の読み筋

　　　(1) 63手目 ▲２二歩成 → 激指の読み筋 ▲２四飛
　　　(2) 87手目 ▲７六金敗　着 → 激指の読み筋 ▲３三香成

上記棋譜解析結果表の最初から３つの？マークは、３つとも勝った後手の疑問手です。　　その結果として先手有利に傾いているのだと思います。　　そして、ちょっと不思議なのは、先手の疑問手は一つもないのに互角に傾き始め　　４つ目の？マークが (2) 87手目 ▲７六金で敗着になっていることです。　　激指の読み筋では ▲３三香成となっていました。
下記は、その局面です。　（カーソルを載せると ▲３三香成の局面に変わります。）


上記 87手目 ▲３三香成に変えて激指の機能を使って指し進めた棋譜が下記です。

（駒の動きは　YouTube でも見られます。）
△同　金　▲８一銀不成　△６六香　▲同　歩　△５五香　▲８三角成　　　△４五桂　▲４九桂　△２六歩　▲３六金　△２七銀　▲４五金　　　△５三角　▲７七龍　△２八銀不成　▲５四金　△３八飛　▲６七玉


上記は 105手目 ▲６七玉の局面では後手有利の表示になっています。　　よくあることですがやはり、敗着を変えても形勢は変わらないようようです。

ただ、困ったことに 87手目 ▲７六金より前に先手の疑問手はありません。　　形勢の動きそうなポイントはないかと棋譜解析結果表の形勢が後手に傾き始めた　　あたりを探してみました。　　そうすると疑問手にはなっていませんが (1) 63手目 ▲２二歩成で激指の読み筋　　では ▲２四飛となっていました。　　ただ、ちょっと不安なのは、感想戦で 61手目 ▲２一飛 △３二金で香車を取ると　　酷いということで ▲１一飛車成が指されていましたが、この手は素通りでした。　　相手をするまでもないということかも知れませんが、激指解析と言うことで
下記がその局面です。　　（カーソルを載せると ▲２四飛の局面に変わります）

上記 63手目 ▲２四飛に変えて激指の機能を使って指し進めた棋譜が下記です。
（駒の動きは　YouTube でも見られます。）
△３三銀　▲５四飛　△６四桂　▲１一飛成　△５三銀　▲５五飛　　　△４四銀右　▲５四飛　△５六桂　▲同　飛　△６五角　▲８六飛　　　△５六歩　▲７四銀不成　△同　角　▲８一飛成　△７一金　▲８六龍


上記 81手目 ▲８六龍の局面では先手有利の表示になっています。　　激指解析的には本譜の先手有利が保てているようです。

　　なお、棋譜解析データ及び激指の読み筋は下記 Excelファイルにあります。
　　是非みて見てください　→　 Excelファイルダウンロード

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