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今回の棋譜は、2016年9月4日放送の 第66回NHK杯テレビ将棋トーナメント
2回戦 第5局 先手 糸谷 哲郎 八段 VS 後手 渡辺 明 竜王 を解析しました。
細かい棋譜は下記からお願いします。
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/kifu/sgs.cgi?d=20160904
○対局者紹介(日本将棋連盟HPよりリンクしています)
先手 糸谷 哲郎 八段
http://www.shogi.or.jp/player/kishi/itodani.html
後手 渡辺 明 竜王
http://www.shogi.or.jp/player/kishi/watanabe-a.html
解説者 中川 大輔 八段
http://www.shogi.or.jp/player/kishi/nakagawa.html
下記は、初回ではない棋譜解析結果表です。
激指のコメントと激指の読み筋
(1) 41手目 ▲3五歩 疑問手 → 激指の読み筋 ▲3七桂
(2) 57手目 ▲6三歩成 → 激指の読み筋 ▲3四歩
(3) 83手目 ▲4七銀 敗着 → 激指の読み筋 ▲6七銀
上記棋譜解析結果表などから激指先生とへぼ定跡流の思うポイントは?!
最初の疑問手は (1) 41手目 ▲3五歩 で 激指の読み筋では ▲3七桂 でした。
この手を変えると別の将棋になってしまうと思います。
敗着は (3) 83手目 ▲4七銀 で 激指の読み筋では ▲6七銀 でした。
この手を変えても形勢は動かないと思います。
今対局のポイントと思えるのは感想戦でも指されていた (2) 57手目 ▲6三歩成
のところだと思います。
残念ながら疑問手にはなっていませんし、今の棋譜解析表の激指の読み筋では
▲3四歩 になっていますが、この手に変えて激指の機能を使って指し進めたとこ
ろいい感じにはならないようでした。
しかし、このときの棋譜解析結果表の激指の読み筋では 57手目 ▲3四歩
では
なく ▲7五歩 になっていました。
感想戦でも指された手なのでこの手を激指の機能を使って指し進めてみました。
上記局面では 互角 の表示になっています。
57手目 ▲7五歩 以降の指し手
△6五桂 ▲同 銀 △同 銀 ▲同 飛 △5六銀 ▲同 金
△4七角 ▲7九玉 △5六角成 ▲7六角
上記 67手目 ▲7六角 の局面では 先手有利 の表示になっています。
あれ?放送では感想戦のこの局面では先手「初めはこれを行くつもりだった」
と言われていました。
激指の形勢判断とは違うようです。
でもこの先どうなるかちょっと気になってきました。
67手目 ▲7六角 以降の指し手
△2九馬 ▲6三歩成 △8四桂 ▲7三と △8一飛 ▲3五桂
△4二金引 ▲6二飛成 △7六桂 ▲4三歩 △5七角 ▲6八歩
上記 79手目 ▲6八歩 の局面でも 互角 の表示になっていますが、
先手、そんなに悪くないように思えますが?
Excelファイル には86手までの棋譜がありますがその局面でも互角の
表示になっています。
棋譜解析データは下記にあるので是非みてみてください。
→ Excelファイルダウンロード
飽くまでも激指の読み筋を中心にへぼ定跡流が気になったポイントからの変化の棋譜ですよ!
もしコメントがありましたら ブログ それなり人生四方山話 にお願いします。
なお、文句はご勘弁を
さらに将棋の質問は多分お答えできません、へぼ定跡流ですからね!
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