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今回の棋譜は、2016年7月17日放送の 第66回NHK杯テレビ将棋トーナメント
1回戦 第16局 先手 糸谷 哲郎 八段 VS 後手 菅井 竜也 七段 を解析しました。
細かい棋譜は下記からお願いします。
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/kifu/sgs.cgi?d=20160717
○対局者紹介(日本将棋連盟HPよりリンクしています)
先手 糸谷 哲郎 八段
http://www.shogi.or.jp/player/kishi/itodani.html
後手 菅井 竜也 七段
http://www.shogi.or.jp/player/kishi/sugai.html
解説者 井上 慶太 九段
http://www.shogi.or.jp/player/kishi/inoue.html
下記は、初回ではない棋譜解析結果表です。
激指のコメントと激指の読み筋
(1) 35手目 ▲8六歩 疑問手 → 激指の読み筋 ▲3七桂
(2) 39手目 ▲6六歩 疑問手 → 激指の読み筋 ▲9六歩
(3) 48手目 △5四歩 疑問手 → 激指の読み筋 △2四歩
上記棋譜解析結果表などから激指先生の見解は、
(1) 35手目 ▲8六歩 が 疑問手 になっています。
感想戦では、指したご本人も「ちょっと流石に変な手でした?」と
解説者も「意味が分からなかった」とおしゃっていました。
感想戦での検討では ▲3七桂 で落ち着いた感じでした。
激指の読み筋でも同じ ▲3七桂 になっていました。
そして次の疑問手 (2) 39手目 ▲6六歩 です。
(この手は手を変えて指し進めた譜解析結果表では互角の表示に
なっているのに敗着に変わっていました)
▲6六歩 から △8五歩 ▲6七銀 △8六歩 ▲8八歩 では
「田舎に帰れと言われそうな」
「▲6六歩 が完全な悪手になるということになる」という解説もありました。
へぼ定跡流の私でもまずいのではと思いました。
しかし、その手が指されても、なんと 先手 糸谷 八段 が勝ってしまった。
それでも感想戦では「ひどかった」と言われていました。
私としては (1) 35手目 ▲8六歩 (2) 39手目 ▲6六歩 が疑問手になたこ
とが嬉しいような、ホットしたような感じです。
なんのコメントもなかったらかなり寂しというか、困ったと思います。
こうなると逆転のポイントがあるかですが?
次の疑問手が (3) 48手目 △5四歩 と後手の疑問手になっています。
激指の読み筋では △2四歩 なっています。
これはとちょっと期待しましたが、なんとも言えない感じです。 本当に将棋は難しですね〜
上記 48手目 △2四歩 の局面では 互角 の表示になっています。
参考までになってしまいますが、激指の機能を使って指し進めた
棋譜を載せます。
48手目 △2四歩 以降の指し手
▲2九飛 △3三桂 ▲5六歩 △2三銀 ▲6八角 △2五桂
▲7七桂 △3七桂成 ▲同 銀 △5四銀
上記 58手目 △5四銀 の局面でも 互角 の表示になっています。
58手目 △5四銀 以降の指し手
▲4八金 △3四歩 ▲3八金 △3三角 ▲4八銀 △1四歩
▲1六歩 △9四歩 ▲9六歩 △6二金
上記 68手目 △6二金 の局面でも 互角 の表示になっています。
本譜では 63手目 ▲9八香 と上って攻め手がはっきりしてきたので
激指の指し手でも上がるかなと思ったのですが、上がらないような
のでここまでにします。
棋譜解析データは下記にあるので是非みてみてください。
→ Excelファイルダウンロード
飽くまでも激指の読み筋を中心にへぼ定跡流が気になったポイントからの変化の棋譜ですよ!
もしコメントがありましたら ブログ それなり人生四方山話 にお願いします。
なお、文句はご勘弁を
さらに将棋の質問は多分お答えできません、へぼ定跡流ですからね!
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